小学生の子どもにスマートフォンを持たせるおすすめ格安SIMは?LINEだけの方法はある?


心配だしそろそろ子どもにもスマホ持たせておきたいけど、料金は家計の負担にならないのかな…。
子どもの行動時間・行動範囲も広がってきたし、スマートフォンを持たせようかな、と悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
キッズケータイにするべきなのか?格安SIMにするべきなのか?または普通に大手キャリアを選ぶべきか?
料金はどのくらいかかるのだろう?と家計の負担を考慮しつつも、我が子の安心・安全のためにスマホを持たせたい思いがあるはず。
本記事では、子ども向けにどんな契約がおすすめなのかを、小学生の子供に持たせたい理由、目的から解説していきます。ぜひお子さんのスマホ選びに役立ててみてください。
子どもにスマホを持たせたい理由・目的
まずどのような理由で子どもにスマホを持たせたいかを整理してみましょう。
- 親と連絡する手段としてスマホを持たせたい
- 自由にスマホ使わせてみて便利さや危険やリスクを理解させたい
- 子どもの友達との連絡用
などといった理由があるのではないでしょうか。
本記事では、主に1のような「親と連絡する手段としてスマホを持たせたい」という理由・目的で持たせる場合にオススメできるキャリア・格安SIMについてご紹介したいと思います。
2の「自由にスマホ使わせてみて便利さや危険やリスクを理解させたい」や3「子どもの友達との連絡用」が目的であれば、大人と同じような考え方で格安SIMを選んでOKです。
「親と連絡する手段としてスマホを持たせたい」という場合、以下のような条件があると考えられます。
- 家計の負担にならないように、月額料金をできるだけ安く持たせたい
- (親と)子どもとは主にLINEで連絡とりたい
- 電話番号による通話はなくても良い(あると勝手に通話して通話料が高額になる心配)
- SNSやインターネットは程々にしたい
このような条件下で選ぶべきキャリア・格安SIMについて見ていきましょう。
子どものスマホ契約の選択肢
そもそも子供向けにはキッズケータイという、一般的なスマホの料金プランとは別のキッズケータイ専用のプランも存在します。
そのため契約の選択肢としては、
- 大手キャリアでキッズケータイを契約
- 大手キャリアのU15はじめてスマホプランでスマートフォンを契約
- 格安SIMでスマートフォンを契約
の大きく3つがあります。
それぞれの場合について詳しく見ていきましょう。
大手キャリアでキッズケータイを契約


キッズケータイは子ども向けに作られたスマホのため、かなり制限が多く普通のスマホに慣れてしまっている親からすると、操作性が異なり扱いづらいと感じる方もいます。
- ドコモの場合、専用プランで月額550円
- 電話(30秒22円)とSMS(送信1通3.3円~)しか利用できない
- 外観はスマホでも、中身はケータイ
- スマホではないため、アプリが利用不可(当然LINEも×)
- おかえり通知、みまもりアラート機能
- 連絡先を登録した人からのみ連絡を取れる制限設定
- 利用者の学年に合わせた漢字変換
ドコモの場合、キッズケータイは月額550円と非常に安価ですが、機能の制限が多く、本当に親が子を見守りたいだけに特化したキッズケータイであると言えます。また、外観がスマホでも中身は携帯電話のため、各種アプリがインストールできず、利用することができません。LINEも使えず。
そのためLINEが使いたい方はキッズ系ではなく、通常の契約を選ぶのが最近のトレンドとなりつつあります。
大手キャリアのU15はじめてスマホプランでスマートフォンを契約
docomoの場合を考えてみます。
- 15歳以下が契約可能
- 18歳まで、5GBで税込1,815円(割引込みで最安1,078円)
- 電話は30秒22円
- 1回あたり5分以内の国内通話が何度でも無料。
- キッズケータイに比べ、スマートフォンの操作が学べる
- 選べる機種はiPhone/Androidスマホのため、一般的なアプリは全て利用可能。当然LINEも利用可能。
15歳以下で初めてスマホを契約する方が対象で、18歳まで使用可能です。
最初の12ヶ月は1,078円で利用できますが、13か月目からは1,628円となることに注意が必要です。これに加え、別途オプションに加入するとその分が加算されます。
格安SIMでスマートフォンを契約
大手キャリアに加え、近年では格安SIMという選択肢が増えたので、普通のスマホを低価格で利用可能なケースがあります。
- 大手キャリアよりも低価格
- 格安SIMによっては音声通話が11円/30秒もある
- 選べる機種はiPhoneまたはAndroidスマートフォンのため、一般的なアプリは全て利用可能。当然LINEも可能。
- スマートフォンの操作が学べる
- データ通信(SMS含む)のみ格安SIMはさらに低価格



LINEでのメッセージや通話は使いたいけど、電話番号による音声通話はお金かかるからさせたくないなぁ。
という場合は、データ通信+SMS付きSIMを契約すると良いです。
LINEを登録するためにはSMS認証が必要なため、単純なデータ通信のみのSIMではLINE登録をすることができないことに注意してください。
特にNUROモバイルならデータ通信+SMS付きSIMが3GBで最安792円です。音声通話で勝手に高額請求されては困るという場合には、通話用の電話番号を持たない格安SIMも検討してみてください。
▶NUROモバイルは評判悪い?口コミから分かったメリット・デメリットを解説!
キッズケータイとスマートフォンだとどっちにすべき?
LINEが使いたいならスマートフォンに!
キッズケータイはデータ通信が使えず、さらにはスマートフォンではないため、LINEを含め各種アプリを使うことができません。そのため、電話かSMSによる連絡しか取ることができません。
子供のキッズケータイから発信すると30秒/22円、SMSは送信時3.3円~かかります。そのため月額料金が550円と思っていても、いつの間にか1,000円を超えているケースも多々あるのではないでしょうか。
そのため、主な連絡手段として家族・友達に対してLINEを使いたいという方は、キッズケータイよりもキャリアのスマホのプランか、格安SIMを契約してスマートフォンを使う方が現代に合っていると言えそうです。
子どもにおすすめできる格安SIMは?
ここで、子どもが使うスマートフォンにおすすめの格安SIMについて簡単にご紹介します。
1.LINEがカウントフリーのLINEMO
データ通信容量が3GB、20GBありますが、子どもならまずは3GB(税込990円)で良いでしょう。3GBのため外で利用しすぎると割とすぐに速度制限かかります。
制限がかかると非常に使いづらくなるので、使いすぎることは防げるんじゃないかなと思います。
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余談ですが、使いすぎると速度制限がかかり使えなくなる。だから1ヵ月で計画的にデータを使って行く、無駄なことな極力しない、という計画性も身につくのかなと感じます。
また、LINEMOの特徴としてLINEがカウントフリーのため、使いすぎてデータ通信に速度制限がかかってしまったとしてもLINEに関しては速度制限の影響を受けずに通常速度で利用可能です。
また子ども向けに下記のフィルタリングサービスもあります。
- いつでも、どこでも見守る
- フィルター強度が選べる
- 使いすぎを未然に防げる
つまり、LINEをメイン用途とする方にとってかなりおすすめできる格安SIMといえます。
下記特設ページからの申込みでキャンペーン適用されるので、是非検討してみてくださいね。
2.子供向けに機能特化!トーンモバイル


料金プランはたったの1つで、税込1,100円です。
選べるスマホは1種類「TONE e21 rev.2」です。スペック的には良い性能をしており問題ない性能です。
国内通話:30秒/11円で通話が可能。データ通信は500Kbps前後で使い放題となっています。使い放題な代わりに動画等を観るには足りない通信速度です。
動画の視聴などには別途トーンモバイルからチケットを購入するか、Wi-Fiに接続する必要があります。とは言えLINEをするには十分の速度です。
その他トーンモバイル独自の見守り機能やサポート機能もあり、子ども向けのスマホに特化した格安SIMと言えます。
またスマホデビューしたシニア世代の方にもおすすめです。
3.月額550円から持てるOCNモバイルONE


ドコモ回線を使った「OCNモバイルONE」ではドコモのエコノミーMVNOとして、500MBプランが用意されています。
とりあえずスマホデビューとして、スマホを持ちたい方にはリーズナブルに持てることで人気の格安SIMです。
「通信データ量が500MB(0.5GB)だとほとんど使えないんじゃ?」と思われますが、自宅のWi-Fiや外出先のWi-Fiに接続すれば問題なく高速通信が可能です。
OCNモバイルONEは1GBや3GBの低容量向けプランが豊富なため「まずはこれで使って」って感じで契約しておいて、もし容量が足らなければ3GBプランに乗り換えることもできます。
0.5GBに加えて月間10分間の無料通話が付いているため、スマホデビューに適していると言えるでしょう。
以下が税込の月額料金です。
通信容量/コース名 | 月額料金 |
---|---|
500MB/月 | 550円 |
1GB/月 | 770円 |
3GB/月 | 990円 |
6GB/月 | 1,320円 |
10GB/月 | 1,760円 |
OCNモバイルONEのお得なサービスとして、無料オプションとして「MUSICカウントフリー」というオプションがあります。
MUSICカウントフリーとは?


人気ミュージックサービスの通信容量を消費せずに使用できる独自のサービス。
無料だから気軽に利用でき、音楽データダウンロード通信分の容量が抑えられるので、ご契約の通信容量をWebやSNSなどのほかの通信に有効活用できます。
余談ですが、60歳以上のシニアの場合、dアカウント連携すれば1年間0.5GB増量で1GB使えるので、かなりお得にスマートフォンを使えるようになります。おじいちゃんとLINEをしたい方は是非検討してみてはいかがでしょうか。
どの格安SIMがオススメ?
LINEMOとトーンモバイル、OCNモバイルONEを比較してみます。
格安SIM | LINEMO ミニプラン | トーンモバイル | OCNモバイルONE |
---|---|---|---|
月額料金 | 990円 | 1,100円 | 550円 |
データ通信量 | 3GB | 無制限 | 0.5GB |
通信速度 | 超高速 (ソフトバンクの5G,4G) | 低速 (常時500Kbps前後) | 高速 |
見守り機能 | 安心フィルター | TONEファミリー | 特になし |
LINEの利用 | 〇 | 〇 | 〇 |
通話料 | 22円/30秒 | 11円/30秒 | 11円/30秒 |
端末 | 別途購入 | セット購入可 | セット購入可 (激安セール中!) |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
どれだけ見守りサポートが必要かによって変わると思いますが、トーンモバイルは独自の見守り機能があるのがメリットと言えます。あと、選べる端末が1つですが9,980円で購入できるためリーズナブルな点です。
ただし、通信に関しては低速無制限なので急いで通信したいときでも遅いという状況が多々発生しますし、LINE通話も通信速度が遅いがゆえに若干品質が下がる(ノイズや遅延)可能性があります。
見守りサポートの充実よりも、LINEがいつでもまともに使えることが重要であればLINEMOの方がオススメです。データ量3GB以内であればソフトバンク回線を利用でき、4Gに加え5Gに繋がれば超高速通信が可能です。
特にLINE、LINE通話が無制限利用可能なギガフリーが魅力的です。
まとめ|用途・目的に合った格安SIMを選ぼう!
本記事では子どもにスマートフォンを持たせたい時にどんな契約にすべきかについて解説してきました。
大きく3つありますが、用途によって検討してみましょう。
キッズケータイの専用プラン | 月額550円で電話とSMSのみ。LINE不可。 |
---|---|
U15はじめてスマホプラン | 5GBで税込1,815円(割引込みで最安1,078円)。オプション加入で加算。 |
格安SIMの各種料金プラン | 高速通信が可能。おすすめはLINEがカウントフリーのLINEMO(端末は別途調達)。3GBなら990円。次点で見守りサポート充実のトーンモバイル。通信速度は中速で1,100円。動画を観たりする場合はWi-Fiに接続するかチケット購入要。 |
キッズケータイではなく普通のスマートフォンを使わせてあげることで、スマホの操作方法について急成長することで、逆に親へ操作を教えてくれることだってあるので、家族のコミュニケーションに繋がる可能性もあるので、個人的には格安SIM+スマホが良いのかなと感じます。