ドコモのエコノミープランに該当するようなプランをLINEMOがついに出してきましたね。
3GB990円とかなり安く、品質も良さそうです。
という訳で、最近注目されている第4のキャリアの楽天モバイルと、僕も使っていて安くて品質もよいOCNモバイルONEと比較してみたいと思います。
LINEMOのオススメ度は、格安SIM選びに迷った方はとりあえず契約しておけってレベルでまとまった格安プランだと僕は感じています。
- なぜLINEMOの評判が良いか理由が知りたい
- 楽天モバイルと比べてどうなのか知りたい
- 格安SIMと比べてどうなのか知りたい
- ずばりLINEMOは契約すべきか
それでは早速見ていきましょう。
格安SIMと楽天モバイルの弱点
格安SIMと楽天モバイルの弱点について今一度おさらいしておきましょう。
格安SIMの弱点は通信速度が遅いこと
格安SIMは最近だと「安いけど遅い!」って印象があるかと思います。
従来の3大キャリアに比べると通信速度は若干遅くなるものの価格が非常に安いのが特徴であり最大のメリットでした。
3大キャリアでの月々のスマホ代が6,000~7,000円台が当たり前だったころに格安SIMが登場し、月々2000円程度とすごく衝撃を受けたことは覚えていますよね。
ヘビーユーザーでなければ格安SIMで十分な方が多く、格安SIMが一気に注目を浴び始めました。
そんな格安SIMですが、3大キャリアが値下げをしていけば、やがて格安SIMのメリットは無くなるだろうと言われていましたが、2021年3月にahamoやpovo、LINEMOといった3大キャリアのオンライン専用格安プランが出現したりと、近年徐々にメリットが失われつつありました。
速度が遅いってのが格安SIMの弱点になります。
遅いって言っても普段使いには十分なので、ネットワークエンジニアをしている私は現在はOCNモバイルONEを契約しています。


楽天モバイルの弱点は繋がりにくさ
楽天モバイルは段階制プランを採用しており、1GBまでなら0円、1~3GBなら980円と安さがウリでした。
また当初はスマホの契約と言えば複雑でかつ複数から選ぶややこしかった料金プランが、誰にでも最適なワンプランというキャッチフレーズとともに料金プランが1つというシンプルさもウリだったように思います。
しかし、楽天モバイルは格安SIMではなくMNO、つまり第4のキャリアであるため、楽天モバイルは独自の専用回線を敷かなければなりませんし基地局の設置が必要になります。(ローミングで今のところはパートナー回線も使えますが今後は停波していく予定です。)
楽天モバイルは以下のような弱点があります。
- 3大キャリアに比べると楽天モバイルの基地局数はまだまだ少ない
- プラチナバンドを持っておらず電波の周波数も高いため繋がりにくい
一言で言ってしまうと、繋がりにくいのが最大の弱点です。
詳細は以下で説明していますので、参考ください。

LINEMOが3GBで990円を提供開始のインパクト【他キャリアと比較】
格安SIMや楽天モバイルの弱点について上述しましたが、遅いという弱点、繋がりにくいという弱点を補った、速くて繋がりやすくて安いプランが出現すれば、皆が喜ぶと思いませんか?
その位置付けにLINEMOが今立とうとしています。
▶LINEMOの詳細・料金の確認はこちら(公式サイト特設ページ)
楽天モバイルや主要な格安SIMと比較
LINEMOと楽天モバイル、OCNモバイル、UQモバイルと比較してみます。
3社比較 | LINEMO | 楽天モバイル | OCNモバイルONE |
---|---|---|---|
繋がりやすさ | 繋がりやすい | 繋がりにくい | 繋がりやすい |
通信速度 | 速い(大手キャリア並) | まぁまぁ速い | 普通(格安SIM並) |
料金プラン(~3GB) | 990円 | 1,078円 | 990円 |
料金プラン(~1GB) | 990円 | 0円 | 770円 |
LINEギガフリー | 対応 | 未対応 | 未対応 |
通話料 | 22円/30秒 | 無料(Rakuten Link) | 11円/30秒 |
LINEMOがついこの間に3GBプランを開始したため、上限3GBまでの比較となりますが、上記図のようになります。
つまりLINEMOは、「速い、繋がる、安い」が実現し、さらにはLINEギガフリーというとんでもない特徴を持ちます。
もう一度言いますが、速い、繋がる、安い、LINE無制限、です。
ネットよりLINEをガンガン使う層や、僕の両親のようにもともと3GB位あれば十分足りるという方には『迷ったらとりあえずLINEMOを契約すればいい』と言ってしまえば殆どの方が満足できるんじゃないかなと感じます。
次に他のキャリアと比較しつつ改めてLINEMOのメリット・デメリットを整理しておきます。
LINEMOのメリット(優位性)
上記のキャリアと比較した際のメリットは以下の点です。
- LINEがギガフリーで使い放題
- eSIMが利用可能
- 3GBで税込990円
- 速度がソフトバンクと同速で速い
- 3GB超えると制限がかかる(つまり価格が変動しない。楽天モバイルは3GBを超えると1980円に値上がり。)
- 口座振替が可能(楽天モバイルも可能)
仮に3GBを使い切ったとしても、他の通信が遅くてもLINEだけは生きているので連絡手段はとりあえず確保されていて何とかなる人も多そうです。口座振替に対応しているためクレジットカードを使えなくても契約することが可能です。
eSIMに対応していることから、SIMカードの郵送を待たず即日開通が可能です。
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主にLINEで使うのはトークや通話だと思うので、多くの方はほとんど問題ないと思います。僕の場合は子どもの動画を両親に送ってもカウントフリーなのは嬉しかったです。
LINEMOのデメリット(弱点、欠点)
上記のキャリアと比較した際のデメリットは以下の点です。
- 3GBを超えると速度制限がかかる(価格は変動しないが、月末まで速度は制限される)
- 容量追加は1GBあたり550円
- 通話には30秒/22円かかる
- オンライン契約専用のため契約の敷居が高い人もいる
- 端末とのセット販売が無いため別途端末を購入する必要がある
デメリットと言っていいかわかりませんが、3GBを超えてしまいデータ容量を購入すると1GBあたり550円と割と高くつきます。これからの時代はオンライン契約が基本に変わっていきそうですが、まだまだ慣れない方も多く、契約したいけど契約できないという方が一定数いそうです。
こちらの記事にLINEMOに対応している端末をまとめましたので、端末を購入する際の参考にしてみてください。
基本的には電波の周波数(バンド)が対応していれば利用可能です。
ズバリ!LINEMOは契約するべきか?【評判と感想】
実際に僕がLINEMOを契約してみた記事にも記載していますが、僕の感想として、格安SIM選びに迷った方はとりあえず契約しておけってレベルで(高い水準で)まとまった格安プランだと感じます。
他の格安SIMはLINEをガンガン使うとギガが減る感覚があると思いますが、LINEMOの場合はLINEがギガフリーで使い放題で、さらにその別枠として3GBあるってのはLINEMOだけの大きな特徴であり最高級のメリットだと感じます。
昔のケータイはメールと電話が主でしたが、近年では他者との連絡手段としてLINEアプリが最も使用される連絡手段だと思うので、それが使い放題というのは若者のニーズに則しており、LINEがずっと主役ならLINEMOが覇権を取るのも時間の問題なのかなと個人的には思っています。
若者はデジタルネイティブでありインターネットも使いこなせるしオンライン契約なんて余裕でしょうし乗り換えの障壁の1つになっているキャリアメールもほぼ使用していないだろうし、その気になればすぐに乗り換えるだろうなと思います。
もし格安SIM選びに迷ったら、ぜひLINEMO(3GBも20GBも)を検討してみてくださいね!